砲金と真鍮は含有成分が違います。砲金は銅と錫、真鍮は銅と亜鉛の合金です。
ヤスリなどで削ると金属の色が出てきますのでそれで確認できます。
ヤスリで削っても色合いの違いが分かったのですが、写真でもはっきり見分けられるように今回はグラインダーでヤスリよりも深めに削ってみました。
まず一番左はメッキされた銅です。削ると赤みの強い色が出てきました。
一番右のメッキされた真鍮は削ったところから新しい五円玉のような黄色が見えます。
真ん中の砲金は銅と真鍮の中間のような黄色に少し赤みがついたような色合いです。しかし、真鍮、砲金単体で削ってみても出てくる色味で判断するのは難しいかもしれません。
真鍮と砲金はヤスリで削った感触がほとんど違いを感じませんが、銅は真鍮と砲金に比べてよく削れて柔らかい印象を受けます。


